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ロセル会長とペレス大統領 FOTO DANIEL BARON-FCB.

サンドロ・ロセル会長とハビエル・ファウス副会長を筆頭に、FCバルセロナの代表団が、木曜日から、イスラエルとパレスチナへ二日間に渡る公式訪問を行なっている。ミランから直接、テル・アビブに入ってすぐに、バルセロナの代表団は、イスラエルのシモン・ペレス大統領とプライベートインタビューを行なうために、クファル・ハ・マッカビセンター施設へ移動した。その後、大統領と会長の二人は共同声明を出し、そこでロセル会長が、バルサのトップチームがイスラエルでサッカーの試合を行なうつもりでおり、「その試合が両コミュニティ間の対話の架け橋となり、両国が和解するための一助になるという期待を胸に」した上での提案であることを説明した。

また、声明の中で、シモン・ペレス大統領は、このバルセロナのイニシアティブに対して賛辞を送った。「世界には多くの州があり、多くの大統領がいる。私はその中のイスラエル州の大統領だ。だが、世界中にバルサは唯一の存在であり、あなたはそこの会長だ。それはとても大事なことだ。非常に光栄であり、私はこのプロジェクトを共に発信する機会を手にし、非常に嬉しく思っている。あなた方のスローガンは‘クラブ以上の存在’だが、 まさにそのとおりだ。バルサは、まさに‘クラブ以上の存在’だ。私達は、ロセル会長、あなたと共に、そしてパレスチナの大統領と共に、このスペシャルな試合を実現させるよう、共に働いていこう。こういった協力が私達の若者の間でも、続いていくことを願いたい」と述べた。

7月31日に試合を行なう可能性

ロセル会長は、その後、ファウス副会長と共に公式記者会見を開き、そこで両国間のリーダーは、FCバルセロナのイニシアティブによるこの提案を非常に楽しみにして受け入れてくれたと明かした。 「両国と我々の三者は、この試合を実現させるための第一歩を踏み出した。ここからは、それを達成できるよう、共に働いていく」 まだ、試合の詳細について話すのは時期尚早だが、当初、7月31日に試合を行なう予定にしており、バルサの対戦相手は、イスラエルとパレスチナの選手が入り混じった編成チームになる予定だ。試合を行なう場所もまだ、決められていないが、スタジアムのキャパシティが最も大きいテル・アビブで行われる可能性が高い。

両国の和平と話し合いの懸け橋としてだけではなく、試合は連帯支援の目的も兼ね備えており、この試合によって得られた収益は、イスラエルとパレスチナの子供達、若者を援助する目的で使用される。その意味で、ハビエル・ファウス副会長は、「経済的な利益はここには全くない。お金を稼ぐとか利益を失うとかは気にしていない。私達は我々の信じる価値観を守るためにここにいるのです」と説明した。

「バルサのためだけではない」

このイニシアティブを取り巻く環境は、簡単ではないが、ロセル会長は、「やってみないことには、何も起こらない。バルサのためだけではない。私達は両者からの援助があり、今は、試合の詳細を取り決めるのに全力を尽くさなければならない」と話し、このイニシアティブにトップチームの選手が協力してくれることを明かした。「殆どの選手達は、マシアで育っている。彼らはクラブの価値観をよくわかっている。それらと共に成長してきたのだから。こういったことが我々の価値観の一部であるとわかっている」と述べた。また、イスラエルとパレスチナの選手達に「共に一つの強固なチームを作るべく、頑張って欲しい。私達は遊びにくるわけではない。親善試合ですら、私達は負けるのは好きじゃないのだから」と鼓舞した。

その後、バルサの代表団は、平和を願い、演説を行なった後に1995年に暗殺された政治家の名前が冠されているイツハク・ラビン記念広場へ移動し、メディア対応を行なった。その日、ロセル会長とファウス副会長は、中道政党イエシュ・アティドの党首、ヤイル・ラピッド氏とプライベートで夕食を共にし、一日を終えた。

今週の金曜日にはエルサレムへ移動し、更にその後は、ラマラへ移動し、そこでパレスチナ自治政府のマハムードアッバース大統領らとモウカタ本部で会談する予定だ。

ロセル会長、ミランとの第二戦に楽観的

テル・アビブでメディア対応を行なったサンドロ・ロセル会長は、先日、サン・シロでチームが試合に負けたことを質問されると、スコアをひっくり返す可能性について「楽観的」であることを明言し、「全員がチームに信頼を寄せている」と言い、「何よりもまずは、その勝利を得たミランを祝したい。私達にはチャンスがあるし、それは目標でもある。簡単じゃないことはわかっている。なぜなら、チャンピオンズリーグで2得点をあげるのは大変なことだからだ。だが、スタジアムは満員になるだろうし、私達は最大限の努力をしなければならない。私は達成できると信じている」 と話した。

サンドロ・ロセルクラブ公式声明(概略)

ノーベル平和賞を受賞し、国のために筑紫、中東の平和のためにに積極的に活動し、世界でも最も認識されている政治家の一人、シモン・ペレス大統領とこの場を分け合うことができるのは、FCバルセロナにとって非常に名誉なことです。
FCバルセロナは、イスラエルとパレスチナで最も人気のあるクラブだと伺いました。全てのバルセロナファンにとって、このことは誇り高いことです。私達には、この事実を利用し、平和のために尽くす責任があります。
私達クラブは、勝つか負けるかだけを目的にしているわけではありません。私達が「クラブ以上の存在」だと言うのが好きなのは、バルサは社会と深くつながっており、スポーツを通して価値観を伝えることが私達の役割だと感じているからです。平和、国家間の平和的共存、民主主義、自由、これらの価値観はバルサが歴史を通して守ってきたのものです。だからこそ、今、私達はここにいるのです(以下、中略)。
互いの信頼、尊敬、理解を深めることでのみ、平和は訪れると私達は理解しています。バルサとイスラエル、パレスチナが協力して行なうこの試合が、両者の懸け橋となり、人々のより良い共存を目指してお互いの関係が強化されることを心から願っています。

全ての方々に感謝をこめて。‘Shalom’
                                                                                               2013年2月21日
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