FCBARCELONA.JP

2009.09.17 12:00

★“バルサ”を知らしめた価値ある勝ち点1(0-0)

バルサの王者防衛の挑戦が始まった。

2009-10シーズン・チャンピオンズリーグ、グループリーグF第1節、サン・シーロでのインテル・ミラノvsFCバルセロナの大一番は、0-0のスコアレスドローに終わった。先シーズン、リヨンでもミュンヘンでも、そして、スタンフォード・ブリッジでもバルサに傷を負わす事が出来なかった。そしてこの日、ミラノからも、バルサは無傷でスタジアムを去る事となった。

試合は序盤、バルサが攻勢に出て、両サイドを基点にチャンスを積み重ねて行った。さらには後半もボールポゼッションで圧倒し、バルサは試合の主導権を、90分間を通じ、殆どの時間で握った。唯一足りなかったもの、それがゴールであり、シュートの正確性、シュートへの閃きだった。 【序盤はバルサが攻勢】 両チーム共に、ほぼベストメンバーでこの試合に臨んだ。そして、今現在見ることが出来る最高のフットボールのゲームの一つそこにはあった。試合の火蓋を切って落としたのは、レオ・メッシだった。右サイドから得意の中へ切れ込んでのドリブルから放たれたシュートは、しかし、GKジュリオ・セザールに防がれた。このプレーはバルサのカウンターアタックから始まった。そしてこれは、インテルも、バルサが相手でも自らの持ち味である攻撃力を前面に押し出そうとしたことを意味する。

しかし、この試合、2度目のゴールチャンスは再びバルサが掴んだ。7分、古巣のファンのブーイングを浴びながらも、アウベスのクロスをファーサイドで受け、GKと一対一のシーンを手にするも、シュートは僅かにゴールを逸れて行った。さらには、この日、イブラヒモビッチとポジションを頻繁に交換していたメッシが中央でヘディングシュートを放つなど、バルサが優勢にゲームを進めた。

一方、インテルもマイコンが10分にオーバーラップからチャンスを掴む。その後、試合のリズムは徐々に落ちて行った。それは、チャビがプレーに絡む頻度を減らした時と時を同じくした。 【インテルの反撃】 インテルの2トップ、特にエトーが精力的に前線から走り回ってプレッシングを掛ける中、バルサは後方でリズム良くパスを繋ぐ事が出来ず、28分にはボールを奪われてからの展開でミリートが、32分にはスナイデルがバルデスの守るゴールを脅かした。もちろん、パスワークで常にバルサが不利になるわけではない。ハーフタイム直前、ケイタが、メッシが、ジュリオ・セザールの守るゴールへ襲い掛かった。再び試合のボルテージが上がり、攻撃的な寮チームによる白熱の攻防が繰り広げられて行った。 【攻撃的な両者】 後半も、より一層勝利に餓える両チームの姿がそこにはあった。スナイデルが、イブラヒモビッチが、それぞれチームが作り上げたチャンスをものにしようと懸命にシュートを放った。バルサは巧みにボールを回しつつ、果敢にゴールを狙っていくも、パスワークにいつものようなスピード感が見られなかった。一方、インテルは強力な2トップを活かそうと、より直線的なフットボールを志向した。そして65分、スタンコビッチが泡やというシーンを掴み取る。 【最後の火薬弾】 インテルがミリートとエトーの2トップに対し、裏へのロングボールを次々に蹴り込んで来るものの、ピケとプジョールで形成されたバルサの両センターバックが、粘り強い対応を見せ、殆どゴール近くで決定的な仕事を相手に許さなかった。そんな中、バルサも73分、右からのセンタリングをファーサイドで受けたアンリがトラップしてシュート。しかし、ゴールはクロスバーの上を越えて行った。さらには、アウベスがメッシとワンツーを狙ったボールが、ペナルティエリア内でスタンコビッチの腕に当たるも、PKの笛は鳴らなかった。さらには終盤、グアルディオラ監督がイニエスタを投入し、事態の打開を図るも、効果的な手とはならなかった。こうして終盤最後の猛攻も空しく、試合は0-0のスコアレスドローに終わった。2009-10シーズンチャンピオンズリーグデビューの夜、バルサはらしさを存分にアピールしたが、成果は出ず、単なる名刺交換の夜となった。

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