
2008-09チャンピオンズリーグ開幕戦、カンプノウで行われたFCバルセロナvsスポルティング・リスボンの一戦は、マルケス、エトー、チャビのゴールによってバルサが3-1で勝利を収め、勝ち点3を獲得、そして早くもグループCの首位に躍り出た。
前半は思い通りの展開となった。バルサはボールポゼッションを高く保ち、スポルティング・リスボンを相手陣内に押し込んだ。先制点は時間と辛抱の問題だった。そんな中、コーナーキックからマルケスがヘディングシュートを決めて先制する。後半も同様に試合を支配するバルサ。そして、エトーがPKを決めてリードを広げる。一方、反撃を試みるスポルティングは、セットプレーから1点を返すことに成功する。しかし、嫌な雰囲気も勝ち点3への貪欲さで乗り越え、最後はチャビのゴールで突き放すことに成功した。この勝利によって、バルサはここ8度のチャンピオンズリーグデビュー戦と同様、勝ち点3と共にスタートを切ることに成功した。もう1つのグループCの試合、バーゼルvsシャフタールの試合はアウェイのシャフタールが1-2で勝利、その結果、得失点差でバルサが同グループのCに立った。
【バルサのボールポゼッション】 ラシン・サンタンデール戦から4人が代わったこの日の先発メンバー、しかし、ボールポゼッションを高く保つバルサのスタイルは何ら変わらなかった。両サイドのメッシとアンリがフィールドを広く使い、その結果中央に空いたスペースをチャビとイニエスタが活用して行く。序盤は両MFがミドルシュートを放つも、ボールは僅かに枠を逸れて行った。バルサはボールを奪われても直ぐに取り返し、圧倒的にボールポゼッションで上回った。
【良質のプレー、そしてゴール】 この日、最も相手ディフェンスを撹乱したのはメッシだった。前半17分には右から左へペナルティーエリアを横切るようにして相手DFを次々とかわし、放ったシュートは僅かにポストの外をかすめて行った。しかしその3分後、左からのコーナーキックにファーサイドで待ち構えていたマルケスがヘディングシュートを叩き込んで1-0、待望のゴールを奪うことに成功した。
【2点目近し】 バルサ陣内に殆どボールが来ない展開。ロッチェンバックが放ったシュートも、バルデスがパンチングで跳ね返した。前半の終盤はややリズムが落ちた中、それでもカウンターアタックからアンリが僅かにクロスバーの上を越えるシュートを放つと、今後はメッシが相手ペナルティーエリア内で左から右へドリブル突破を図るチャンスで2点目を虎視眈々と狙って行った。
【エトーのPK】 試合は後半に入っても同じような展開、バルサが引き続きボールポゼッション高く、相手陣内に攻め込んだ。そして、右からのチャビのクロスに飛び込んだエトーが後ろから押されて倒されPK。これをエトーがきっちり決めて、待望の追加点を獲得した(60分)。その6分後、エトーはトゥーレ・ヤヤと交代した。
【スポルティングの反撃】 試合は半ば勝者が決まったように思われた終盤、スポルティング・リスボンが右サイドのセットプレーから、トネルがジャンピングキックのような体勢でボールを押し込んで2-1となった。このゴールで息を吹き返したスポルティング・リスボンが押せ押せムードになり、バルセロニスタにはやや嫌な空気が包み込んだ。
【決着を付けたチャビ】 しかし、落ち着いて相手の攻撃をいなし始めたバルサは、逆に相手ゴールを脅かし、追加点を果敢に狙って行った。メッシが、イニエスタが、次々とシュートを放つと、今度はチャビがイニエスタとの大きなワンツーで2列目から飛び出し、クロスに飛び込んで価値ある追加点をもぎ取った。この貴重な1点でカンプノウの観客に喜びと落ち着きをもたらしたバルサは、9戦連続チャンピオンズリーグ初戦を勝利で飾ることに成功した。
【FCバルセロナ3-1スポルティング・リスボン】
1-0 マルケス (20分)
2-0 エトー (60分/PK)
2-1 トネル (71分)
3-1 チャビ (87分)