
ポーランドのヘンリク・レイマンスタジアムで行われたチャンピオンズリーグ予選三回戦、ビスワ・クラクフvsFCバルセロナの一戦は、1-0でビスワが勝利、しかし、2試合合計4-1でバルサがチャンピオンズリーグ本戦、グループリーグへの出場権を手にした。これでバルサは5シーズン連続のチャンピオンズリーグ本戦出場となった。
試合は前半、ほぼ互角の戦い。ホームで意地を見せたいビスワと、大きなアドバンテージを持ち、敢えて危険を冒す必要の無いバルサの双方の立場を反映するように、一進一退の攻防となった。そんな中、最初にチャンスを掴んだのはビスワ。前半20分にロボドジンスキーが右サイドを切り込み、ループシュートでバルデスを驚かせた。さらには35分、左からのクロスにブロゼクがバルサゴール前の至近距離からヘッドを放つも、ボールはバルデスの正面に収まった。一方、前半バルサは殆ど決定的なチャンスを迎えることが出来ず、ビスワペースでゲームは進んで行った。
【後半、ビスワのゴール】 後半も前半と同様の展開。バルサがボールポゼッションでリズムを掴み始めるも、なかなかビスワゴールに迫ることが出来なかった。そんな中、後半50分、中盤のプレスが甘くなったところを突かれ、ビスワが反撃からコーナーキックをもぎ取ると。そのコーナーキックをファーサイドのクレベルがヘディングシュートで押し込んでビスワが先制点を上げることに成功する。
【目を覚ますバルサ】 このゴールによってようやくバルサはエンジンを掛け始める。ボールをスピーディーに動かし、よりダイナミックに、より激しい展開となって行く。そんな中、チャビとイニエスタに代わってグジョンセンとフレブが投入され、さらにその傾向は加速して行く。そんな中、エトーが2度の決定機を掴むも、ビスワGKパウェレクの前に、ゴールを割ることが出来なかった。
【怒涛の攻撃】 続いて2度のチャンスを掴んだのはDFのピケだった。1度目は右からのコーナーキック。アウベスの入れたセンタリングにゴール正面に飛び込んだピケのヘディングシュートは、クロスバーを強く叩いた。また、右サイドをえぐったボージャンからの折り返しをセットプレー絡みでペナルティエリア内に残っていたピケがゴール正面からシュート。しかし、直前にイレギュラーバウンドしたボールを蹴り損ない、シュートは大きくクロスバーの上を越えて行った。その後も懸命にゴールを目指すバルサ。一方のビスワはあと3点を取らなければならないにもかかわらず、バルサの攻撃を食い止めようと引いて守り、勝抜き戦を度外視して完全にこの試合で勝利を収めようという戦いぶり。
そんな中、相手ペナルティエリア内でボールを奪ったボージャンが至近距離からシュートを放つも、ボールは無常にもクロスバーの上を越えてしまう。何度も決定的なチャンスを掴みながら1点が入らないバルサ。試合はそのまま1-0で決した。勝抜き戦は確実にしながらも、当面の試合で良いイメージをもたらそうと、奮起したバルサだったが、それは実らなかった。しかし2試合合計4-1とし、最も重要な目標である、チャンピオンズリーグ本戦出場の切符を手にする事に成功した。
【ビスワ・クラクフvsFCバルセロナ】
<ゴール>
1-0 クレベル (51分)