


FCバルセロナは、フィールドに飛び出してスポーツの世界で戦うだけでなく、常に人々の関心を引きつけるクラブです。そういうクラブだからこそ、意味的に自由度の高いこのスローガンが、ぴったりと合っているのかもしれません。
国を代表する存在であり、その良き大使としての役割をも担っていることから、FCバルセロナはカタルーニャにおいて「クラブ以上の存在」です。また、理由は違いますが、スペイン以外の国に住む人々にとっても、FCバルセロナは「クラブ以上の存在」と言えるでしょう。彼らにとってバルサは、民主主義と自由の忠実な守り手だからです。
今日、サッカーは世界的な影響力を持つようになりました。バルセロナのサポーターも、その規模を驚くほどのスピードで世界中に広げています。カタルーニャとスペイン以外の国からのソシオやファンクラブのメンバーの数は毎日増え続けており、クラブ側もこの情熱に応えることにやぶさかではありません。スローガンを一歩進めて「全世界におけるクラブ以上の存在」となることは、現状をみてもやらねばならないことであり、ひいては世界中に存在するファンに対して感謝の意を表明することになるからです。世界規模のバルサをファンが望んでいることをクラブはちゃんと理解しており、また、この気遣いと人間味にあふれたバルサこそが世界中で必要とされていると言えるでしょう。クラブの歴史を引き継いでいく上でも、サッカーをさらに世界中に広めるためにも、この動きは有益なものなのです。
バルサが世界のバルサになるために、クラブは収益の0.7%を国際協力プログラムのために寄付しました。また、国連のMDGsプロジェクト(2000年から始められ、2015年までに具体的な目標を達成することを目指した国連の飢餓、エイズ対策プロジェクト)を支援し、ユニセフに150万ユーロの寄付をし、同団体のロゴをこれから5年間のあいだユニフォームの胸に付けることを決めました。このうちユニセフとの取り決めは、バルサをユニークなクラブとして印象づけ、世界にその名を広めたのです。